自分の代わりに掃除や洗濯を済ませてくれる家事代行に興味はあるけれど、プライバシー面で不安を感じる……そんな人も少なくないのではないでしょうか。
「私生活を見られたくない」と思ったり、「個人情報が漏れはしないだろうか」と、心配になったりすることもあるでしょう。
そこでこの記事では、プライバシーの保護において信頼できる家事代行業者の見極め方、選び方を解説します。家事代行を利用する際の参考になれば幸いです。
家事代行を依頼しようと考えている人が感じやすい、プライバシー面での懸念点は下記などがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
そもそも「知らない人を家に入れる」という点に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。仕事として契約しているとはいえ、赤の他人を家の中に入れ、掃除や家事などを任せることにはどうしても抵抗感を覚えてしまいがちです。
共働きなどで忙しい家庭の場合は、鍵を預けて不在時に家事をお願いする「鍵預かりサービス」を利用する方も多いですが、業者への信頼が薄いと「自分たちの目の届かないところで何かが起きないか不安……」と心配になってしまうこともあるでしょう。
プライバシーに関する主な不安や抵抗感の2つめは、家の中を見られるという点です。寝室や個室のようなパーソナルスペース、キッチン周りやゴミ箱の中身など、人には見られたくないと思う場所を他人に見られる可能性があります。
散らかった部屋を見られるのが恥ずかしく感じる人や、自分のプライベートな空間を大切にしている人などは、特に抵抗感を覚えるかもしれません。
家事代行は自宅へ訪問するために、サービス利用者の名前や住所、電話番号といった個人情報を預かります。家事を通じ、家族構成や交友関係などといった情報を知られてしまう機会もあるでしょう。
また、机の上の書類や手紙、パソコンの中身や保管してある暗証番号など、個人的な情報を見られやしないかと不安になる方もいます。
プライバシー保護に関して信頼できる家事代行業者を見極めるにはどのようにすればよいのでしょうか。信頼できる事業者がどのような取り組みを行っているのか、詳しく見ていきましょう。
プライバシー保護に関して信頼できる事業者は、サービスの提供前に触れるべきではない物品、立ち入ってほしくない場所や部屋について聞き取りを行います。優良な事業者であれば、次回訪問時以降も決められた場所やものには触れずに家事をすすめていきます。
そのため、依頼主側の事前準備として、見られたくないものや機密にしたい情報などがある場合は、家事代行が立ち入らない部屋に移動しておくと、より安心して依頼できます。
信頼できる家事代行サービスに依頼すると、必ず契約書が交わされます。個人やまだ出来立ての小さい会社では契約書をおろそかにしている場合がありますのでご注意ください。
また、不在時に家事を依頼する際は、ハウスキーパーが鍵を預かり、1人で家に入ることになります。家の鍵は、お客様のプライバシーを守る大切なアイテムです。鍵を預ける際の取り扱いや契約についても丁寧に行っている会社を選ぶとよいでしょう。
なお家事代行での鍵の預かりに関して不安がある方は、別の記事でも詳細を解説していますので、こちらもご覧ください。
信頼できる業者は、お客様から預かる個人情報の取り扱いについてのプライバシーポリシーを公開しています。依頼する前に、事業者のホームページから、個人情報保護の方針やプライバシーポリシーを確認しておくことをおすすめします。
物品の取り扱いや立ち入りについてルールを定めても、担当者が毎日変わるようでは、引き継ぎミスによりそのルールが守られなくなる可能性があります。そのため家事代行業者によっては、できるだけ担当するハウスキーパーを固定化し、ルールを守りやすくしています。
最終的にはやはりハウスキーパーの意識や人柄が重要です。どんなに企業がお客様のプライバシーを守る努力をしていても、ハウスキーパーの素行が悪く、指示した内容を守ろうとしなければ意味がありません。
家事代行サービスを選ぶ際には、事前にホームページなどを確認して、ハウスキーパーの教育や研修に熱心に取り組んでいるかを確認するようにしましょう。また、採用に関する情報についてもどういった基準でハウスキーパーが選ばれているか、確認できる範囲で見ておくことをおすすめします。
具体的には「書類は指示がなければ触らない」「業務に関係のない話はしない」といった教育を行っているか確認するとよいでしょう。
自分や家族の大切な個人情報の取り扱いに関しては、慎重になっている企業であればあるほどおすすめです。
家事代行サービスを提供しているクラシニティでは、プライバシー保護のために、様々な取り組みを行っています。取り組みの結果、これまで個人情報に関する事故は1件も発生していません(2021年12月27日現在)。いくつか詳しくご紹介していきますので、家事代行サービスを利用しようと検討している方はぜひ参考にしてみてください。
クラシニティでは採用について非常に慎重で、現在約2,000倍の倍率の中から選ばれた人だけがハウスキーパーとして働けます。そして採用時には、家事の効率や丁寧さのみならず、人柄も重要視しています。難関をくぐり抜けた選りすぐりの人材だけをハウスキーパーとして採用しているため、質が高く素行のよいハウスキーパーが集まっています。
クラシニティは採用だけではなく、人材育成面でも力を入れています。
クラシニティでは採用した人材に対し、400時間にもわたる研修を実施。様々な角度からハウスキーパーとしての質を高める努力を続けていますが、その中にはコンプライアンス遵守や個人情報保護に関する研修プログラムもあります。
たとえば「ハウスキーパーの同僚とエレベーターの中で仕事について話す」「SNSを仕事中に投稿したり、業務時に自撮りをしたりする」「プライベートな場所に立ち入る」といった、トラブルにつながる行動について、その危険性をわかりやすく学習できるコンテンツを用意。また、万一情報漏えいした場合の重大性を理解できるような教育も徹底しています。
クラシニティのハウスキーパーは全員フィリピン人です。英語及びタガログ語話者であるため、日本語で書かれた書類が置いてあっても内容を知られにくいといえるでしょう。
また文化が異なるため、仮に顧客が日本で有名な人であっても、ハウスキーパーがその人のことを知っている可能性は少なく、「プライベートを詮索されるのでは」といった心配事が減ります。
なお「作業を依頼する上で言葉が通じなくても大丈夫か」と思われるお客様もいるかもしれませんが、心配は不要です。日本語話者のコーディネーターやカスタマーサポート担当者が、ハウスキーパーとのコミュニケーションを仲介します。そのため家事代行に関する細かな要望も正確に伝えることが可能です。
クラシニティでは、顧客の住所や業務内容履歴、家事に関する要望を記録するシステムを整備しています。このシステムでは、ハウスキーパーに対しては作業日にしか情報を表示させず、かつ表示する情報も業務に必要な最低限の情報のみといった制御をかけています。
また、業務連絡に利用するモバイル端末も、ハウスキーパーの個人用携帯電話ではなく、会社貸与の携帯電話です。この会社携帯には、業務にのみ必要とするアプリケーションしかインストールすることはできないよう制御しています。
このように、クラシニティでは顧客の個人情報を守るために、システムや情報インフラ面でも充実した投資を行っています。
クラシニティが取得しているプライバシーマークとは、個人情報の取り扱いが適切であると第三者機関に認められた業者のみが使えるマークです。
プライバシーマークを取得するためには、個人情報保護法や都道府県による条例はもちろん、JIS規格や業界団体のガイドラインなど、様々な基準を二年に一度クリアしなければなりません。そのためプライバシーマークを取得している企業は、そうでない企業と比べ、個人情報保護の観点で信頼できます。
この記事では、家事代行サービスの利用に興味はあるが、プライバシーが守られるか心配している方に向けて、家事代行業者がプライバシーや個人情報を保護するためにどのような取り組みをしているのかについて解説しました。
クラシニティではプライバシーマークを取得し、採用や教育に力を入れ、情報漏えいの起きづらいシステムを実装するなど、プライバシーや個人情報の保護に力を入れています。またハウスキーパーは英語及びタガログ語話者のフィリピン人ハウスキーパーであることも、プライバシーが守られやすい大きな要因です。実際に個人情報に関する事故は1件も発生していないことからも、安心して家事代行が依頼できる業者であるといえるでしょう。
プライバシー面でも安心して依頼できる家事代行は、クラシニティです。家事代行に興味がある方は、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
フリーのWebライター兼ディレクター。 生活全般の執筆を始め、不動産関係のWebサイトを中心にサイト運用や記事制作をおこなっています。ライター歴7年の経験を活かして、読者一人ひとりのお悩みを解決します。