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両親、子ども、自分たち。みんなが喜ぶ3世代旅行プランの作り方

『両親、子ども、自分たち。みんなが喜ぶ3世代旅行プランの作り方』

子どもと一緒の旅行は、宿泊先や食事処など、どうしても制限が増えがちです。そこで思い切って、子どもが小さいうちしか楽しめない旅行プランを立ててみるのはいかがでしょうか。その一つが3世代旅行です。

この記事では、3世代旅行のメリット、デメリットの防ぎ方、プランニングのコツなどをご紹介します。素敵な旅の思い出づくりに、ぜひ参考にしてみてください。

目次

3世代旅行のメリット

3世代旅行の魅力は、自分たち家族だけの旅行で困りがちな点と、普段の親孝行で不足しがちな点の両方が解消されることです。両親、子ども、自分たちにとってのメリットを順番にご紹介します。

両親にとっては、自分たちだけの旅行とは違う体験が

近頃のシニア世代は、アクティブシニアと呼ばれる方が多く、自分たちだけで旅行を楽しんでいる方も多くいますよね。ただ、孫のいる旅行といない旅行とでは楽しむポイントが違うため、3世代旅行は両親にとっても大きな楽しみになるでしょう。

旅先に、両親の新婚旅行先や、小さい頃に家族旅行で行った地域など、思い出のある場所を選択すると、人生の積み重ねを感じてもらえることもできるはず。

特に遠方に住んでいて年に数回しか会えない両親の場合、普段は見られない孫の成長を感じてもらえます。孫が海で泳いだり、草花に興味を持ったり、新幹線の名前を覚えたりする姿を見せれば、以前会ったときと比べて成長を感じてもらえるかもしれません。

子どもを寝かしつけた後は、両親と晩酌しながら育児話や思い出話をするのもいいですね。家族との思い出の1ページになりそうです。

子どもにとっては、甘えられる人がたくさんいる楽しい旅行に

『子どもにとっては、甘えられる人がたくさんいる楽しい旅行に』

3世代旅行なら、子どもがぐずったり、飽きてしまったりしても、両親か自分たちのうちどちらかが相手をしてあげることができます。例えば、レストランなら少し外に連れ出したり、車の中なら運転を気にせず遊んであげたりすることができます。

子どもはいつでも遊びたいと思っているので、大人がたくさんいることでいつも以上に楽しい旅行だと思ってくれるはずです。

自分たちにとっても、子どもを親に見てもらえるので負担減に

子連れ旅行は、楽しい一方で疲れるもの。ですが、両親と一緒なら、子どもを親に預けて夫婦だけの時間を楽しんだり、両親がリラックスする時間をつくったりすることができます。

例えば、子連れではゆっくり入ることができない温泉。3世代旅行なら、「親に子どもをみてもらっている間、私たちはゆっくり温泉につかろう」ということも可能です。時間が許されるならば、温泉の後にマッサージを受けて極上の気分を味わいたいところ。
両親という強力な助っ人がいることで、自分たち自身が旅行を満喫できる時間をつくれます。

こんなデメリットにご注意

そんな3世代旅行にも、いくつかのデメリットが発生する場合があります。旅行プランを立てる際、下記のことに注意してみてください。

旅先によっては、子どもが伸び伸びできないことも

旅館やホテルの雰囲気によっては、子どもが走り回ったり、声をあげて笑ったりすることが歓迎されないこともあります。

宿泊前に、子ども向けの施設や設備が充実しているか、子連れは多いかなどを確認しましょう。ホームページには子ども向けの情報があまり載っていないこともあるので、直接電話で確認するのがおすすめです。

参加する人数が多いほど、費用がかさみがち

3世代旅行では、宿泊費だけでなく、交通費、食事代、アクティビティ代など、みんなで一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、費用は増えますよね。

旅行前に誰がどこまで負担するのか、両親と相談しましょう。旅行が両親のお祝いであれば、「宿泊費と交通費はプレゼントするよ」と申し出たり、子どものお祝いであれば、「宿泊費はそちらにもってもらって、それ以外を自分たちが払うよ」と申し出たりするといいかもしれません。

自分たちに合ったプランがつくれる、旅先選びのコツ

3世代旅行を計画するときは、「どんな時間を過ごしたいか」をもとに、旅先やプランを考えるのがおすすめです。旅行のタイプは、例えば下記の5つがあります。

全員がリラックスできる滞在型

『全員がリラックスできる滞在型』

部屋に温泉や露天風呂、キッチンやテラスがついているお部屋なら、子どもの希望に柔軟に対応することができます。1日の大半を室内で過ごすこともできるので、自分たちも疲れません。

また、1軒家貸し切りタイプなら、子どもが大声で騒いだりしても、周りが気になりません。寝室が複数ある構造なら、3世代みんなで同じ建物に泊まることもできます。

エリア的には、温泉が豊かな熱海、軽井沢、箱根などがおすすめです。また、都心のホテルステイも、遠方に住む両親には喜ばれるかもしれません。

子どもの成長が期待できるアクティビティ型

子どもが活発な場合は、自然を活かしたスポーツや体験をメインとしたアクティビティ型がおすすめです。

キャンプやスキーの聖地であった富士、白馬は、近頃グランピング施設が急増しています。家族でグランピング泊やBBQを楽しめば、素敵な思い出になるでしょう。

また、周辺にも、自然を生かしたスポーツやアクティビティ施設が充実しています。子どもの運動能力や自然への興味を伸ばすのにも、うってつけの機会となるでしょう。

「子どもの成長が期待できるアクティビティ型」

感性を育むアート型

子どもが静かにできるタイプで、美術や文化に興味を持っている場合は、アートを中心とした旅もおすすめです。

子どもに美術館は早い……と思うかもしれませんが、近頃では、ものづくりや体験を通して、子どもも楽しめる美術館が増えています。また、施設内に多くのアートを展示した、アートホテルも人気です。エリア的には、箱根、京都、群馬、那須などに点在しています。

美術鑑賞という目的があれば、忙しい合間の旅行でも、疲れずに充実した時間を過ごすことができるでしょう。両親が文化芸術に詳しければ、知識を子どもに伝えてくれるかもしれません。

アートを軸に、家族の新しいコミュニケーションが生まれる機会にもなるでしょう。

両親の時間もつくれる長期滞在型

リモートワークの普及で、子どもの長期休み中に、地方で長期滞在する方も増えています。
宿泊施設は、長期滞在向けレジデンスだけでなく、ホテルの長期宿泊サービス、自分たちや両親が会員権を持つシェア別荘など、選択肢もさまざまです。

長期滞在する場合は、一部の期間だけ両親が泊まりにくる、という形にもできます。両親がいる期間は、自分たちが仕事に集中できるというメリットも生まれてくるでしょう。

プライベート感があるプチ近距離同居型

両親が住んでいる地域のホテルや宿に、一時的に親子で住むという形もあります。例えば、両親が京都に住んでいる場合、近くのホテルなどに1週間泊まり、日中や週末の観光を祖父母と過ごす、というようなやり方です。

『プライベート感があるプチ近距離同居型』

ホテルに戻っている間は、家族だけで過ごすこともできるので、ほど良い距離感で楽しみたい場合におすすめ。
近頃は長期滞在できるレジデンス型ホテルが各地に増えているので、両親が住む地域にもないか、ぜひ探してみてください。

旅行前に考えておきたいこと

旅行には想定外の出来事がつきものです。子どもがいる場合はなおさら。旅行中、そして帰宅時に、スムーズに過ごせるよう、旅行前に考えておきたいポイントをご紹介。

自分の両親と過ごす時間がパートナーの負担にならないか

自分の親と3世代旅行をする場合、パートナーは気を使ってしまうかもしれません。移動は一緒にするか、現地集合にするか、部屋や温泉は別々の方がいいかなど、事前にパートナーの意見を聞いてプランを立てると、パートナーにとっても良い旅行になります。

当日も、要所要所で負担になっていないか、心遣いを忘れずにいたいですね。

子どものお風呂、寝る場所はどうする?

「子どものお風呂、寝る場所はどうする?」

子どもはその日の気分によって「今日は○○とお風呂入りたい!一緒に寝たい!」と言うもの。旅行などのイベント時は特にその傾向が強くなります。
子どもにも楽しんでもらうために、事前に子どもと両親に意見を聞いて、誰が子どもとお風呂に入るのか、一緒に寝るのかを決めておきます。子どもには数日前から「旅行のときは○○と寝るんだよ、楽しみだね」と伝えると、子ども自身もそのこと自体を楽しみにしてくれます。旅行当日にぐずってしまうことも避けられます。

帰宅時にがっかりしないためのおうちメンテナンスを

旅行から帰ってきたとき、家の中が散らかっていると、一気に盛り上がりが冷めていきますよね。逆に、おうちの中がきれいだと、「やっぱり我が家が一番」とほっと安心できるもの。

いい気分で旅行を締めくくるには、家事代行サービスがおすすめです。パソナが運営するクラシニティでは定期契約の「レギュラーサービス」を契約している場合、不在時にも掃除を依頼することができます。

家事代行サービスを使って、旅行中に家をきれいに保っておけば、よりいい体験になるでしょう。
初回お試しサービスも用意しているので、まずはクラシニティの使いやすさを実感してみてください。

Writer 小島さら

学生時代から女性向けコンテンツの編集・企画に従事。大学卒業後は出版社にて女性ファッション誌・WEBメディアの編集を経験。現在は都内で会社員をしながら兼業主婦として生活中。

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