リラックスしながら、気兼ねなく食事が楽しめるホームパーティー。気軽に外出できない今、ママ友たちの間では貴重な交流の場としても活用されています。また子どもたちにとっても、身近な大人と食事を楽しむ時間は、おもてなしを学べる貴重なチャンスです。
しかし、いざ主催者側にまわってみると、忙しい日々に追われながらパーティー準備をするのは意外と大変。どこから手を付けたら良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな方におすすめの準備方法や料理、子どもと一緒に楽しむためのポイントについて詳しく紹介していきます。
友達を招待してのホームパーティーなら、精一杯おもてなししたいもの。とはいえ、ホームパーティーを開催するにあたって、やるべきことはたくさんあります。落ち着いて当日を迎えるためには、事前の準備が大切です。どんなことを準備しておくべきなのか把握して、段取り良く準備しましょう。
最初に誰を呼ぶのかを決め、大人と子どもの人数をしっかりと把握しましょう。パーティーの2週間前までにはゲストの参加の可否を確認し、1週間前にリマインドの意味もこめて再度連絡を入れておくと安心です。
開催日を決めるタイミングで、料理の費用負担についても話し合っておくと、後々の面倒を避けられます。食材の持ち寄りやお取り寄せをするのであれば、調理準備に間に合うよう手配を進めてください。また、食物アレルギーや苦手な食べ物の確認も忘れないように気をつけましょう。
お誕生日会など、すでにパーティーのテーマが決まっている場合は、それに合わせて飾り付けや献立の準備を進めましょう。もし決まっていない場合は、春・夏・秋・冬といった季節や、「ブルー」「モノトーン」といった色をテーマにすると、テーブルコーディネートの準備もしやすくなります。テーマが決まらないまま進めてしまうと、統一感がなくなってしまうので、早めに決定することをおすすめします。
食器選びに困った際は、白の器ではなく濃い色の器を選ぶと、料理が引き立ちます。和がテーマであれば、ゲストの出身地に合わせた焼き物を選ぶのも良いでしょう。「○○さんが長崎のご出身と聞いたので波佐見焼のお皿にしてみました」など、話のネタにもなりますし、ゲストさんの満足度も高まります。
また、見落としがちなのが玄関やトイレなど、ゲストが利用するスポットのお掃除。事前に掃除をしておいて、当日は、テーマに合わせたお花を飾るだけにするなど、計画的にセッティングを用意しておくと楽になります。
お子さんの自主性を育みたいという方は、ぜひ準備の段階からお子さんを巻き込んでいきましょう。「どんな時間にしたいか」「なにかやりたいことはあるか」など、子どもに問いかけながら進めることで考える力も身についていきます。お子さんをゲスト側にまわすのではなく、主催者側として巻き込むことが重要です。
役割を決めるのが難しいという方は、下記にお子さんの特徴に合わせたポイントをまとめているのでぜひ参考になさってください。お子さんの希望に合わせて、長所や年齢を考慮しながら決めると成長のチャンス作りになります。
お子さんの特徴 | ポイント | 例 |
---|---|---|
お絵かきが好き | モノを作るような、クリエイティブな役割をあたえる。 | ゲストに送る招待状をつくる、手土産に添えるお手紙を書く |
料理に興味がある | 実際に手を動かしながら知識を伝える。 | 食材の下ごしらえ、テーブルセッティングをする、食器を選ぶ |
お花が好き | ホームパーティーのテーマを伝えたうえで準備をしてもらい、発想力を育む。 | 花瓶を用意する、玄関用に小さな花瓶に花を活ける |
YouTube、テレビが好き | 本人だけでなく、ゲストに楽しんでもらうという視点でエンターテインメントコンテンツを選んでもらう。 | 子どもたちみんなで見る映像を選ぶ、パーティーが始まるまでに流すBGMを選ぶ |
年齢が低い | できることから役割を探して「できた!」が増えるような成功体験の機会としてつかう。 | 玄関の靴をそろえる、当日着るお洋服を決める |
好き嫌いが多い | 自分で責任をもって献立作りに関わることで、当日にわがままを言わないようにする。 | メニューを一緒に考える、好きな食材を使った料理をひとつ考えてもらう |
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ホームパーティーをするにあたり、多くの方が頭を抱えるのがメニュー選びです。ここでは子どもたちも参加しやすく、みんなで盛り上がれるホームパーティーにおすすめの料理をご紹介します。
最近では健康意識の高まりや、若者のアルコール離れの影響もあり、お酒を飲まないという人が増えています。アメリカを中心に海外では、お酒は飲めるけどあえてお酒を飲まない人を「ソーバーキュリアス(Sober Curious)」と呼び、日本でも芸能人をはじめ多くの人がこの考えに賛同しています。そこで今回はノンアルコール派の人も楽しめるパーティードリンク「モクテル」をご紹介します。
モクテルは、英語で「似せる」という意味である「mock」と「カクテル」を合わせて作られた、イギリス発祥の造語です。その名の通り、アルコールが入っているリキュールを使わず、ソフトドリンクの組み合わせで作ります。お子さんも一緒に飲めるのでママ友とのホームパーティーにはぴったりの一品です。
ここでは代表的なレシピをご紹介します。
1:1で混ぜれば完成。色鮮やかでさわやかな甘さが特徴。子どもも飲みやすいので、みんなで飲む乾杯に最適な1杯。
グラスにミントと砂糖を入れてマドラーでつぶし、氷、炭酸水を注ぐ。お好みでライムを添えればカクテルの定番、モヒートの味わいに。砂糖と炭酸水の代わりにトニックウォーターを使うのもおすすめ。
トマトジュースにバジルの葉をちぎり入れ、よく混ぜる。炭酸水を注いで、仕上げにバジルを飾ればブラッディ―マリー風モクテルの完成。少し黒コショウをかけると大人の味わいに。
モクテルの醍醐味は自分で好きな組み合わせにチャレンジできること。ソフトドリンクをいくつか並べてモクテル用バーカウンターを作ると、より盛り上がることでしょう。
好きな具材で楽しめる手巻き寿司は、子どもから大人まで人気の定番メニューです。具材の組み合わせが自由なので、子どもたちの年齢が幅広い場合や、アレルギー対応をしたいときにおすすめです。ただし、手で直接食材を触るので、ゲスト用のお手拭きやアルコール消毒液などの用意を忘れないようにしましょう。
こだわりを出したい方は市販のすし酢ではなく、「赤酢」を使ってみましょう。なかでも時間をかけて発酵させる静置発酵法という手法で作られた無添加の赤酢は、香りがよく酸味もまろやか。いつものお酢と違った味わいを楽しめます。百貨店やスーパーで購入する際は、ボトル背面の商品ラベルまでチェックしてみてください。
もう少しアレンジを効かせたいという方は、酢飯にゴマ、麦、ミョウガ、きゅうりの薄切りなどで食感と香りを加えると、特別感を演出できます。
立食パーティー形式で出すときは、ピンチョスのように楽しめる手毬寿司にすると食べやすくなります。お子さんと一緒に作ろうと考えている方は、手が汚れないようにサランラップなどで一つ一つ包みながら丸めると良いでしょう。楽しみながら作れるうえにテーブルが一気に華やかになる一品です。
「料理を作るのは面倒だなぁ…」と感じる方は、お取り寄せを使ったパーティーはいかがでしょうか。BBQやお鍋といった、季節に合わせたメニューの演出がしやすいのも、お取り寄せならでは。準備時間があまりないという方におすすめです。
どうしても「手作り感を出したい!」という方であれば、ピザ生地をお取り寄せしてお好みの具材をのせるなど、料理のベースとなる食材だけお取り寄せするのもいいでしょう。特に海鮮類は素材が良ければ良いほど、シンプルな調理方法で美味しく仕上がります。最近では急速冷凍されたものも多く、とれたての味をおうちで楽しめるのもメリットの一つです。バターソテー、グリル、アクアパッツァなど、自分の得意料理でチャレンジすれば失敗することもありません。
人数が多いパーティーであれば、丸鶏や牛ブロックなどのお肉もおすすめ。塩コショウ、ハーブで下味をつけてオーブンで焼くだけでも、メインディッシュとして華を添えてくれます。
最近ではふるさと納税の人気効果もあり、お取り寄せグルメも様々な種類がそろっています。お子さんと一緒に検索しながらメインを決めることで、親子の交流の時間をとるのもいいでしょう。
しかし、いくら料理を簡単にできるものにしても、掃除をしたり、買い物をしたり、パーティーのセッティングをしたり……。楽しい一日を演出するためにすべきことは沢山あります。日々の仕事や家事に追われて、準備にまで手が回らないという方も少なくないでしょう。
そんな方におススメなのが、家事代行サービスです。パーティ前後のお掃除や準備のお手伝いまで、面倒くさい作業をプロに任せることができます。誰かの手を借りることで「主催者としての準備で疲れてしまって、結局楽しめなかった!」という残念な事態も回避できるはずです。
パソナが運営するクラシニティでは、パーティーマナーに関して知識豊富なフィリピン人ハウスキーパーを採用。充実した教育制度も導入しているので、安心してパーティーの準備を任せられます。
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1993年生まれ。群馬県出身のフリーライター。人事、ライター・編集、久米島町地域おこし協力隊を経て、現在にいたる。久米島在住時代にSNSを利用して特産品販売を行うなど、SNS運用アドバイザーとしても活躍。講演会等も実施し、地域×食×暮らしの分野で支援を行っている。