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床に物を置かないでスッキリ暮らすアイデア!置かない収納方法もご紹介

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「いつも掃除に時間がかかる」「気がついたら部屋が散らかっている」そのようなお悩みは、もしかしたら床の上に物が置きっぱなしになっていることが原因の1つかもしれません。毎日使うバッグや読みかけの雑誌、子供のおもちゃなどちょっとした物が床に放置されると、次第にお部屋が乱れていくのです。

今回は床に物を置くことの影響や置かないことで得られるメリット、家事の負担を減らして心豊かに暮らすためのヒントをお届けします。

目次

割れ窓理論からわかる床に物を置きっぱなしにするデメリット

そもそも床に物を置きっぱなしにすると、どんなデメリットが生じるのでしょうか。「少しくらい問題ないのでは?」と思われるかもしれませんが、割れ窓理論に沿って考えると置きっぱなしにしないほうがいい理由が見えてきます。

割れ窓理論とは?

割れ窓理論とは?

割れ窓理論とは、アメリカの犯罪学者が提唱した理論で、割れたガラスのようなちょっとした乱れを放置すると次第に他の窓も壊されたりゴミが放置されたりして環境が悪化し、やがてはその地域の治安が悪くなっていくという考え方です。

これは人間の心理として自然で、例えばホコリが1つもない場所にゴミを置くのは気が引けますが、ゴミで溢れた場所なら少しくらい汚しても構わないだろうという心理状態になります。

この理論を実際に取り入れたのがニューヨークで、地下鉄の落書きを1つずつ消していくことで最終的に凶悪犯罪の大幅低下に成功したと言われています。

このように割れ窓理論は社会の治安において活用されますが、実は家の中の片付けにも応用できます。

床に物を置きっぱなしにする習慣は汚部屋化の原因に

床に物を置きっぱなしにする習慣は汚部屋化の原因に

床に物を置きっぱなしにすると「この部屋は物を置いたままにしてもいい場所だ」という認識が生まれ、次第に床に物が増えて足の踏み場がなくなっていきます。床に物があると掃除機もかけにくいため、掃除や片づけがされないまま汚部屋化が進んでいきます。小さな割れ窓を見逃すと最終的に治安が悪くなる割れ窓理論の考え方と同じです。

床に物を置かない暮らしのメリット

では床に物を置かなくなると、具体的にどのようなメリットが生まれるのでしょうか。

日々の掃除や片付けがスムーズになる

日々の掃除や片付けがスムーズになる

床に余計な物がない状態だと掃除機をかけやすく、拭き掃除にもすぐに取りかかれます。また、綺麗な状態の床の上に余計な物を放置すると目立つので、自然とこまめに片付ける習慣も身につきます。つまり床に物を置かないことで家事時短や家事の負担軽減に役立つのです。

時間と気持ちに余裕が生まれる

時間と気持ちに余裕が生まれる

床に物がない状態が当たり前になると、掃除や片付け、来客の準備など何かを始める時に毎回床の上にある物を移動させる必要がなくなります。余計な手間がなくなると結果的に時間にゆとりができ、自分や家族と向き合える心の余裕が生まれるのです。

部屋が広く見える

部屋が広く見える

床が物で覆われておらずできるだけ見える状態のほうが、お部屋は開放的で広く見えます。お部屋の実際の広さは簡単には変えられませんが、床の使い方を変えるだけで自宅がのびのびとくつろげる場所になるのです。

毎日忙しくてお掃除に手が回らない方に

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床に物を置かない暮らしを実践するアイデア

それでは、具体的にどのようなことに取り組めば床に物を置かない暮らしを実現できるのでしょうか。ここでは3つのコツについて紹介しましょう。

コツ①余白を設けて家具をレイアウト

コツ①余白を設けて家具をレイアウト

部屋に家具を置きすぎず床面に余白がある状態にすれば、部屋が開放的で綺麗に見えます。すると、物を放置するのに躊躇し、自然と床に物を置かない暮らしを実践できるようになります。これは冒頭で紹介した割れ窓理論を考えるとわかりやすいですね。

具体的には、60〜70%程度の床が家具に隠れずに見える状態にするとよいでしょう。これは、家具が床面を覆う割合は部屋全体の1/3程度が理想だと言われているためです。家具の周りに余白を設けることで、家具のデザインそのものも一層美しく見えます。

また、家具の種類としては重厚感のある家具よりも、軽やかに見える脚付き家具がおすすめです。脚付きのほうが床の見える面積が増えて圧迫感がなく、部屋が広く見えます。

コツ②定位置の収納場所を用意する

コツ②定位置の収納場所を用意する

部屋にある全ての物に住所を与え、使ったら同じ場所へ戻す定位置収納を徹底すると床に物を放置する習慣がなくなっていきます。

ここで注意したいのは、仕事用のバッグや上着など頻繁に使用する物の収納です。「後で使うから」「ちょっと置くだけだから」という言い訳をして床に放置されることがあります。

そのような場合は、一時保管場所を設けましょう。例えば帰宅後にバッグを床に置きっぱなしにしてしまうクセがあるなら、改善策として部屋にバッグを一時置きするためのスツールを設置するのがおすすめです。手の届く場所にバッグを置きつつ、床に物を置くことを回避できます。

コツ③壁面収納を活用する

コツ③壁面収納を活用する

壁面収納は置き型の収納家具のように場所をとらず、床面を覆わない収納スタイルです。壁面収納を上手に利用すれば、部屋のスペースを有効活用しながら物の定位置収納が可能になり、床に物を置かない暮らしの実現に近づきます。

例えばランドリールームに掃除道具を収納する場合、床に置いて並べるよりも壁面収納にしたほうが空間を効率よく使えて部屋も広く見えます。壁に並べることで視認性も高くなり、ひと目でどの位置にどの道具があるのかがわかるのもメリットです。

床に物を置かない暮らしでスッキリと豊かに暮らそう

床に物を置かない暮らしでスッキリと豊かに暮らそう

今回は床に物を置かない実践でスッキリと暮らす方法をお伝えしました。床に物を置かない習慣が当たり前になると片付けやすくなって家事の負担が減り、時間や空間に余裕が生まれ、結果的に豊かな暮らしへとつながります。忙しい日々の中で自分自身の時間や家族との時間を大事にするためにも、床に物を置かないことを意識して暮らしてみましょう。

ただ、床に物を置かないことで家事の負担が減ったとしても、水回りや床の拭き掃除など一部の家事はどうしても手間がかかります。忙しくて手が回らない場合は、家事代行サービスの利用を検討してはいかがでしょう。

パソナが運営するクラシニティでは、トレーニングを受けた経験豊富なハウスキーパーが手間のかかる家事を代行します。毎週、隔週など希望に合った頻度で利用可能で、どんな家事に対しても他の家事代行サービスとは違う質の高さを実感していただけます。まずは初回お試しでクラシニティの高品質なサービス内容を体験してみてください。

枡恵利
Profile 枡恵利

家具コンシェルジュ・インテリアライター。インテリア・家具・収納・植物記事の執筆やお部屋づくりのお手伝いをしています。「自宅がどこよりも最高の空間になる家具選び」をモットーに、ぴったりな家具を提案するのが生きがい。椅子コレクター・植物マニア・DIY好きでもあり、椅子のために家を建築し、自宅では30鉢以上の植物を育てて、休日は趣味で空き家のセルフリノベーションもしています。

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