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ガラスの食器を日常使いに!初夏のテーブルコーディネート

『ガラスの食器を日常使いに!初夏のテーブルコーディネート』

目にも涼やかなガラスの食器。無色透明のガラスは食卓に涼を運んでくれます。「割れやすいから…」「こどもが小さいから…」と、ガラスの食器を敬遠していませんか?確かに薄いガラスは繊細で割れやすいですが、他の陶器などと同様、丁寧に扱えば問題ありません。ガラスの輝きは華やかさを演出してくれます。瑞々しいガラスのうつわに盛ると、ただそれだけでいつものお料理がキラキラと輝いて見えますよ。

コーディネートのポイントは3つ

『コーディネートのポイントは3つ』

数ある食器のなかでも、しまったままになりがちなガラスの食器。「お祝いでいただいたまま、一度も使っていないお皿がある」なんて方も多いのではないでしょうか。ガラスの食器は涼やかな印象になるので、暑い日の食卓にぴったり。華やかな雰囲気を演出するために、特別な日に使うことが多いかもしれませんね。しかし、ポイントをしっかりと押さえれば日々のお料理にも合わせやすくなります。今回は、コーディネートのポイントとともにガラスの食器の活用法をご紹介します。

1.大きなプレートを活用する

実は大きなガラスのプレートはかなり使い勝手の良いもの。ちょっとずつおかずを盛りワンプレートにしたり、アンダープレートにしてプレートやボウルを重ねたり。いつものお料理がグッと映えますよ。

『大きなプレートを活用する』

華やかなプレートにシンプルなボウルを合わせても素敵です。重さもあるので置いたとき安定感があり、案外割れにくいので気軽に使ってみましょう。

2.個性を生かす

ガラスの食器はシンプルなものも多いですが、気泡や柄が入っているものや変形しているもの、色が入っているものなど実にバラエティー豊か。

『個性を生かす』

例えば、この小皿には流れるような気泡が入っていて、まるで海中に潜って空を見上げた時のような美しさを感じられます。作家さんのものだと手仕事ならではの歪みや味わいが楽しめたり、一点ものの作品に出会えたり。個性と創造の世界が広がり、食卓を豊かに彩ってくれます。

『アンティークのガラスのケーキスタンド』

こちらはアンティークのガラスのケーキスタンド。我が家では娘のおやつをのせて、どれにするか選んでもらっています。特別感があり、選ぶワクワク感が高まるのでゲストが来た時にもおすすめです。
ガラスの食器は大きくても、デザイン性が強くても、無色透明なのですんなりと食卓に馴染みます。そして、和洋中やスイーツ、どんな料理でも受け止めてくれる包容力があるのも特徴のひとつ。「ガラスの食器=冷たい食べ物を盛る」というイメージが強いかもしれませんが、耐熱ガラスのティーカップなど、温かいものに使うのも素敵です。パスタやカレーなど、いつものメニューをガラスの食器に盛るだけで、レストランの料理のような見栄えになります。

『透ける特徴を生かして変化球のランチョンマットを使用』

透ける特徴を生かし、変化球のランチョンマットを使うのも面白いですよ。
写真のように大きな葉を敷くなど、ファブリック代わりに造花(アーティフィシャルフラワー)を使うのも良いでしょう。

3.季節の花を添える

季節の花を飾ると、季節を感じられます。当然のことですが、テーブルコーディネートには欠かせない大切なポイントです。

『季節の花を添える』

ガラスの食器は一年中使える万能なうつわ。光の反射で涼やかさを演出することができるのですが、そこに温かみのあるファブリックや冬のお花を添えれば、冬のコーディネートに一変します。季節の花だけでなく、お花の色に合わせたファブリックを使うと統一感がでて、華やかさが増します。

『絵柄のあるファブリック』

写真はお花と同じ花束のような絵柄のあるファブリックです。

『アーティフィシャルフラワーのアジサイ』

写真のアジサイはアーティフィシャルフラワー。最近のアーティフィシャルフラワーはとてもよくできていて、一見生花との違いが分かりません。生花と混ぜても素敵です。

『ピッチャーを花瓶に』

今回はピッチャーを花瓶にして飾ってみました。ドリンクを入れてテーブルに置くだけではなく、お花を生けるのもおすすめです。

『サラダボウルに生けている様子』

こちらのお花はサラダボウルに生けています。

『コーディネートしやすい一品』

今回使ったうつわはデザイン性があっても主張しすぎず、コーディネートしやすい一品。先ほどのピッチャーと同様、どちらも安定感があり倒れる心配が少ないものをセレクトしています。このように、ちょうどいい花瓶がなくても、ガラスの食器に生けてみると食卓にも馴染みやすく思いがけず素敵なコーディネートが完成するかもしれませんよ。

お花を飾る時は、背の高いものより低めのほうがカジュアル感もあり、普段の食卓におすすめです。家族の顔も見えやすく会話も弾みます。
子どもがもしお花に関心を持ってくれたときは、ぜひ学びにつなげましょう。飾っているお花の名前や、旬を一緒に調べたり、時には生けるのを手伝ってもらったり。小学校受験でよくでる季節に関する問題の対策にもなりますよ。

『お花がないときはハーブを添える』

また、お花がないときはハーブを添えるのも素敵です。
ミントやバジルはすぐに弱ってしまうので、ローズマリーやローリエ、タイムなどがおすすめです。

涼しげで華やかなガラスの食器は初夏のテーブルにぴったり

今回はガラスの食器を使った涼やかなコーディネートをご紹介しましたが、木製や陶器など異素材とも好相性。いつものうつわを大きなプレートに合わせるだけで、特別感のある食卓に早変わりしますよ。ちょっとした工夫で毎日のおうち時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

『涼しげで華やかなガラスの食器は初夏のテーブルにぴったり』

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Profile 田村佳奈子

フードスタイリスト、フードライター
ジュエリー業界から転職してフリーランスに。
広告・web・雑誌のスタイリング、ドラマのフードコーディネーター、レシピ開発などを行う。
お酒に合う料理とおもてなし料理が得意。3歳の娘が喜ぶごはんとおやつを日々探求中。

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