世界基準のクオリティを誇るクラシニティの家事代行サービスは、パソナ独自の研修プログラムに支えられています。お掃除のスキルに限らず、ホスピタリティの面でも質の高いサービスを提供するハウスキーパーは、果たしてどのような環境から生まれるのでしょうか。立ち上げから事業に携わる、澤藤真紀子さんにお話しいただきました。
クラシニティの立ち上げ時から事業に携わる。子育てと介護のダブルケアの経験があり、その実体験から、女性のキャリアアップにおいて家事代行サービスが重要な役割を果たすことを社会に提言したいと考えている。
パートナー企業であるマグサイサイグローバルサービス社は、フィリピンの財閥大手の系列会社で、ハウスキーパーに加え、観光、シェフ、船舶要員、物流といった幅広い職種の教育研修と人材サービスを各国に提供してきた実績があります。日本からも各社がハウスキーパー人材のスクリーニングを依頼し、人材を確保していますが、当社のスクリーニング条件が断トツで厳しいと言われています。
クラシニティではハウスキーパー採用の条件として、大卒(中退を含む)且つ、海外でのハウスキーピング経験を絶対条件にしています。加えて、当社で選抜する前に、マグサイサイグローバルサービス社によるハウスキーピング技術、英語能力、パーソナルテスト(性格診断)といった、さまざまな面でのスクリーニングをかけていただいております。海外に向けた人材輩出におけるプロフェッショナルですので、より質の高いハウスキーパーを育てるため、長年に渡り蓄積されたノウハウからアドバイス頂いております。
また、日本で働く間のサポート体制も万全で、フィリピンに残した家族のサポートはもちろんのこと、帰国後の支援体制もしっかりしています。人材派遣のプロフェッショナルである当社としても、マグサイサイグローバルサービス社は絶対的な信頼の置ける送り出し機関なのです。
クラシニティのハウスキーパーは、まずフィリピン出国前に400時間の研修を受け、研修機関でハウスキーピングの国家資格を取得していることが絶対条件となっています。これは政府が推奨している基準でもあるのですが、当社のハウスキーパーはこの資格を持っている方の中でも中東や台湾、香港などで経験を積んだ方が中心となっています。
こうした経験豊かなハウスキーパーに対し、日本に来てから最低でも200時間、多い方で400時間の研修を受けてもらっています。この時点で、政府が義務づけている出国前200時間の倍以上の時間をかけて研修を行なっていることになります。経験豊かなハウスキーパーとはいえ、住み込みの家政婦と企業で雇用され働くハウスキーパーでは働き方や考え方が全く異なりますので、きちんと時間をかけて教育する必要があります。その意味でも時間をかける必要があるんです。
こうした意味で当社が力を入れているのが、ソフトスキルの部分に時間をかけること。これがクラシニティの研修の特徴でもあります。他社では技術面に時間をかけるところが多いと聞きますが、当社では高いスキルを持つことと同時に、コミュニケーションのスキルやお客様の目線に立って物事を考えられるようになることが大切であると考えています。
こうした考え方に基づいて「マイスタープログラム」という独自の研修プログラムを採用しているのですが、上位のグレードを取得したハウスキーパーは、管理者として部下の教育にも携われるレベルにまで達しています。グレードを上げるためには研修後の試験に合格する必要があるのですが、上位の試験については外部機関にお願いして第三者の目から厳しくチェックを受けられるようにしています。
ハウスキーパーマイスタープログラム
認定グレード5段階
プロフェッショナルなハウスキーパーであるフィリピン人の女性たちですが、やはり母国と日本の文化にはギャップがあります。こうした文化的なギャップを埋める役割も、私たちの研修が担っています。
たとえば、お仏壇や神棚は神聖なスペースとなりますので、前を歩くときは必ず一礼をすること。あるいは、畳を掃除するときは必ず目に沿って掃除機をかけるといったことや、ふすまや障子の扱い方などについても研修を行います。
こうした気遣いにもお気づきいただいてのことなのか、ご利用いただいている方からは、ただ単に掃除をするだけでなく、お客様を思う優しさというものをサービスから常に感じているとお褒めいただいたことがあります。
また、ベッドメイキングについては、名だたるホテルのクオリティで仕上げてもらえるといっていただいたことも。このベッドメイクは当社の家事代行サービスの中でも特に高く評価していただいているサービスのひとつになっています。また、ハウスキーパーがお客様からご指摘を受けることも当然ありますが、指摘をしたら次には必ず改善されているという評価もいただいています。
これは私自身の体験に基づくことですが、事業立ち上げのリサーチ段階で他社の家事代行サービスをいくつか利用した経験があります。その際、たとえば水まわりの掃除をお願いすれば完璧にやってくださるのですが、その近くに洗濯物の山があってもお願いし辛いのが現状でした。
しかし、当社のハウスキーピングサービスの場合は、3時間なら3時間のご利用時間内であれば、お客様がご希望されれば、このような洗濯畳みなども当然行うように研修しています。当社のハウスキーピングにおいては、お客様に快適な空間を提供することがミッションだと考えているからです。
こうした心配りを感じていただいたお客様からは、「清潔感があり、かつ快適な空間を作ろうという心配りがサービスの随所に行き渡っている」というお褒めの言葉をいただいています。
レギュラーサービスに移行するお客様には、他社との違いを感じて移行した方、そして家事代行サービスを初めてお使いになって納得していただいた方、この2つのケースがあります。
前者の場合、家事代行サービスを使い慣れていて、主に家政婦さんから切り替える方が多い傾向です。日本の家政婦さんには、高齢の方が少なくありません。そのためお客様の方が逆に気を遣ってしまい、色々なことをお願いしにくい状況になってしまうケースが多いようです。その点、クラシニティのハウスキーパーは20〜30代が中心ですので、こうした気遣いなしでご利用いただけます。また、年齢は若いにも関わらずメイド経験は豊富ですので、今までの家政婦さんには頼みにくかったことも頼めますし、これまでは気づいてもらえなかったことにも気づいて掃除をしてくれる。こうした点が移行しようと思っていただく理由になっています。
これに対し、初めて家事代行サービスを利用した方の場合は、ハウスキーパーが外国人ということで、ご利用前はどんな人が来るのかが心配であったり、お願いしたいことが伝わるかどうかが不安だったという声をよく聞きます。しかし、実際にご利用いただくと、カスタマーセンターに事前にリクエストを伝えておけばそれがハウスキーパーにしっかり伝わっているので、コミュニケーションの問題はまったくなかったという感想をお寄せ頂いております。
また、日本人のハウスキーパーの場合は散らかっている部屋を見られることには抵抗感があるものですが、当社のハウスキーパーは、外国人でしかもプロ意識の高いハウスキーパー。ですので、心理的なハードルはむしろ低かったという感想もレギュラーサービス移行の理由としてよくお聞かせいただきます。
クラシニティの家事代行サービスは、共働き世帯等の家事負担の軽減に貢献し、働きたいと願う女性の更なる社会進出を支援しています。
掃除スキルはもちろん、ホスピタリティ・日本文化・コミュニケーションの観点で600時間のトレーニングを受けた優秀なハウスキーパーが質の高い安定したサービスの提供を行います。
まずは初回お試しサービスで、クラシニティならではのホスピタリティの高いサービスを実感してみてください。